'12水中ロボットコンベンションin JAMSTEC夏 ”水中ロボコンin JAMSTEC'12夏” 公式サイト |
2012年9月30日更新
●開催目的- 本イベントの目的は、自作の水中ロボットによる競技会やプレゼンテーションを通じて参加者の交流の輪を広げるともに、工学的知識・技術を駆使して現実的な課題に挑む機会を提供することです。そして、アウトリーチ活動の一環として、子供たちや社会に向けて水中ロボット研究の楽しさと重要性をアピールすることです。
- ●日時
- 2012年9月1日(土) 12:30 - 17:30(競技コースの公開、ロボットの調整、プレゼンテーション)
2012年9月2日(日) 10:00 - 16:30(水中競技、構内見学、表彰式)
- ●会場:独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部
- 潜水訓練ダイビングプール(21 m×21 m、水深:3.3m/1.5 m)及び本館大講義室、セミナー室
- ●参加チーム
競技順 所属
チーム名ロボット名 説明 画像 一般01 九州工業大学
TEAM ILABDaryaBird 長さ1.0m、30kg、自律型
小型のシステムであり,簡単に運搬可能.パンチルト可能なカメラを搭載しており,環境調査や防波堤等の保守・点検に用いる事が可能.AUV(自律行動)/ROV(人による操作)を変更可能であり,幅広いミッションに対応可能.
画像情報に基づくナビゲーション(ライントラッキング,ブイドッキング,自己位置同定)やタンカー等の大型艇を想定した船底掃除(反力制御,自己位置同定,経路計画)といった用途への応用を想定している.説明一般02 日本工業大学
チーム・アミアンウンディーネ 長さ200 cm、50 kg
大出力推進装置・大型船体で、ソフトウェアではなくハードウェアの確立を目指します。 一般03 増田製作所
Delphinus潜水管 Delphinus 長さ0.7m、30kg
Delphinusは、淡水域のイルカと並んで、高速追従観測を行うために開発されました。Delphinusの由来は、星座の【いるか座】、英語の【真海豚】(マイルカ科)にちなんでいます。
イルカは、通常は5km/hから11km/h程度の速度で泳ぎますが、短時間ならば45km/h程度と極めて高速な泳力を有すため、それに見合う強力な推進器を搭載した機体が必要です。強力な1軸ジェットポンプ推進を使用し、水中速力5ノット以上・水中ロボコン史上最速の機体を目指しています。説明一般04 慶應義塾大学
水中開拓チームMk-2 長さ0.5m, 15kg
現在,当大学では水中ロボットの開発実績がない.そこで,今後の本格的な開発を目標に,学科横断的なチームを結成し,個々の要素研究が可能なシンプルな機体を開発している.説明 一般05 東京工業大学附属科学技術高等学校
東工大附属エイロボットチームRaybot 長さ0.8m、12kg、ヒレ推進
エイをモデルとし、ロボット本体をすべて自分たちで製作しました。ヒレにはカム機構を用います。尾ヒレを用いて上昇、下降します。説明 一般06 九州職業能力開発大学校
KPC-AUVKPC-AUV2012 長さ0.8m、13.26kg、自律型
私たちが開発したAUVは,ブイタッチ・ランディング・ライントレース・ゲート潜りの競技用の機能を搭載した.
本年3月に出場したKPC-AUV2011は,照明などの影響により画像処理が不安定となることがわかった.今回はこの問題を解決するために水中ライトを搭載し,画像処理を安定化させた.また,傾斜センサと方位センサを搭載することで,細かな旋回を可能としている.説明一般07 東京海洋大学
チームKOLABOT(代理)KOLABOT 長さ1m、重さ20kg、自律型
小型テストベッドAUV「KOLABOT」は,東京海洋大学海洋工学部近藤研究室で開発された1〜2人で実験を行えることをコンセプトとした機体です.全長1m空中重量20kgと水中ロボットとしては小型であるため運用にかかる手間が少なく,実験なども少人数で行えます.各種センサを搭載しており,デッドレコニングによる航行が可能です.現在,近藤先生が長期海外出張中のため,清水研が運用しています.説明 一般08 国立台湾大学
GrootGiant Fish
長さ0.9m、重さ19.96kg、ヒレ推進Giant Fishは弾性ヒレ、浮力エンジン、コンパス、深度センサー及びコンピュータ映像用カメラ2台を備えている。推進エネルギーが節約できてロボットの運用時間を延長できる。 さらに高電力密度のリチウムイオン電池を使うことによって4時間以上運用できる。センサーは周辺環境を理解し、ミッション完了のための指示に従わせるのに役立つ。説明 一般09 東京大学
チーム Yebis-URAYebisURA(エビスラ) 長さ0.8m、19.8kg、自律型
CPU: Let's Note CF-J10 Windows XP、スラスタ: x 4、自由度: サージ・ロール・ヒーブ・スウェイ、カメラ: 前方 x 1,下方 x 1説明 一般10 大阪市立大学
パワーシステムラボFOCUS 全長28.5cm,重量500g、ヒレ推進
鯉をモチーフとした魚型のロボットで,連続遊泳時間は5時間以上,また物体追跡機能を搭載した超小型・軽量のアクアバイオロボットです.以前に比べて潜水能力がアップしました.説明 デモ01 千葉大学大学院工学研究科
RGSNAIBU FLOW
長さ0.25m、重さ1kg内部流れを利用して、姿勢制御を行うロボットです。方向を変更する際、周囲への乱れが少ないことが特徴です。 デモ02 東京大学生産技術研究所/増田製作所
水中ロボバトル実現チームプローブ魚雷・ランチャー
長さ0.4m、重さ0.3kg陸上ロボコンにあって水中ロボコンに無いもの、それは「バトル」の要素です。しかし殴り合いはメカが複雑になりすぎますし、かといって体当たりするわけにもいきません。そこで我々は一台2000円程度で製作できる、簡易なプローブ(小型魚雷)の開発に取り組んでいます。ロボットを問わずに装着可能で、射程距離は5m程度を目指しています。完成したら製作方法を公開する予定です。説明 デモ03
O.R.EVideoRay Pro3GTO 長さ0.35m、4.8kg、市販
多目的小型ROV(世界最多生産) マニュピュレーター 小型測位装置SBL スキャニングソナー搭載。体験操縦で協力 デモ04 水中ビークルフリーミーティング
アクアモデラーズ水中ビークル工作事例と水中パーツ紹介
・塩ビパイプ製ROV”ENB-03”:今回の高校競技部門向けに開発。低予算で簡単に製作可能。ラジコン操縦だが、有線により脱着式水中カメラでモニターしながら電波の届かない水深での操縦も可能。
・ペットボトル製水中グライダー:小中学生向け。無動力。任意の形状の翼型に交換可能。釣り糸で操縦及び回収を行う。
・2chラジコン”潜水Q”:中高生向け。2chで自らが回転して潜水するラジコン。
・AUV試験機:本体は塩ビ管。今は手動操縦だが、搭載カメラの画像をPCに飛ばし、画像認識を行い自動操縦するためのインターフェースを備えている。
・空き缶回収潜水艇:小学生向け。ラジコン潜水艦でプールに沈んでいる空き缶などを回収。
・水中パーツ:灯油ポンプ改造水中ジェット、自動深度安定装置/自動水平安定装置ほか高校 神奈川県立
海洋科学高等学校高校 東工大付属
科学技術高校
Aチーム及びBチーム高校 岡山商科大学附属高校/
東工大付属科学技術高校C合同チーム高校 慶応義塾
湘南藤沢中高等部
電子工学研究部
- ●参加条件
(参加費)- 参加費無料。ただし機材搬送費、交通費、滞在費等は自己負担。
- (参加区分)
一般競技部門
(1日及び2日)ロボット持参。1日の調整・プレゼンテーションと2日の水中競技(課題コース又はフリー演技)の双方へ参加する。採点・表彰の対象となる。競技ルールはこちら:12水中ロボットコンベンション in JAMSTEC 夏 公式ガイドブック(2012.8.28更新) 高校競技部門
(1日及び2日)高校生等を対象とし、実行委員会が提供した水中ロボット用パーツを組立・調整〜操縦練習〜水中競技を行う。5チームまで。募集を締め切りました。高校競技部門 募集要項(2012.7.3)
水中ロボットを持参できるチームは一般競技部門で参加のこと。一般デモ参加
(2日のみ)水中ロボット持参。2日の水槽デモ(課題コース又はフリー演技)のみ参加する。採点対象外。 見学
(2日のみ)見学のみ。ただし本イベントでは一般・子供向けの体験操縦はありません。1日も見学希望の方は申し込み時にその旨明記願います。
- (持ち込み水中ロボットの条件)
形式 自由(自作・市販問わず。水中に潜れなくても可) 制御方式 自由(自律、遠隔制御のどちらでも可) 寸法制限 全長2.0m 以内、全幅0.8m以内、全高1.0m以内(完成時) 重量制限 空中重量200kg以下(完成時)
- 潜水訓練プール棟の2階までホイストで吊り上げる場合の開口部寸法、吊り上げしろ等については、こちらを参照願います。- テザーケーブルで電力を供給するものについては事前に相談のこと(100V-20Aまで。それを越える場合は発電機を持参のこと)
- 市販のラジコン用プロポを使用する場合は、陸上用ラジコン(模型ボート、ラジコンカー等)に割り当てられた周波数に限るものとし、模型飛行機用の周波数は使用しないこと。
- ●応募方法
- ・見学を含む全ての参加者は事前登録が必要です。
・登録方法
・応募締め切り:一般競技部門、一般デモ部門及び高校競技部門の参加申し込みは締め切りました。見学希望者は2012年8月24日まで、ただし総数150人に達した段階で締め切らせていただきますので、あらかじめご承知おきください。
- @ 代表者氏名、所属、メールアドレス、チーム人数、参加枠(フル、デモ、見学)をwebmaster(at)aquarobo.com("at"を"@"に置き換えて送信)まで連絡してください(仮登録)。
A 仮登録いただいたメールアドレス宛に登録フォームをお送りしますので、ロボットやチームメンバーの詳細などを記入して返信してください。
B 登録フォームの受理をもって登録完了とします。
- ●注意事項:
- (来構方法)
- ・自動車による搬入が可能(当日・前日とも)。事前に申し出てください。(道路マップ)
・電車・徒歩の方:当日は直行の路線バスが運休のため、追浜駅からタクシーまたは京急バス「追浜車庫」から徒歩2km(来構方法)。9/2のみシャトルバスが1便運航します(朝は追浜駅9:20 発、帰りは機構16:50 発)。
・運送業者・宅配便業者による本人立会いなしの事前搬入については事務局にご相談ください。
- (その他)
- ・当日は、水中ロボコン会場以外のJAMSTECの施設は公開されていません(一部施設について見学会を予定)
・当日は、会場の徒歩圏内に飲食店・コンビニはありません。ソフトドリングの自販機はあります。持ち込んだ飲食物は事務局指定の場所で飲食願います。
・周辺の宿泊情報については仮登録いただいたチームにお知らせします。
- ●主催等
共 催 水中ロボコン推進会議、(独)海洋研究開発機構、(社)日本船舶海洋工学会、IEEE/OES日本支部、MTS日本支部、テクノオーシャン・ネットワーク、Office of Naval Research Global (ONRG) 協 賛 キヤノン財団 後 援
(予定)東京大学生産技術研究所海中工学センター、東京大学海洋アライアンス 協 力 アクアモデラーズ・ミーティング 実行組織 水中ロボコンinJAMSTEC実行委員会(水中ロボコン推進会議)及びJAMSTEC